ディズニーとソニー・ピクチャーズがスパイダーマン映画に関する契約条件の合意に至らなかったため、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが今後の『スパイダーマン』シリーズに関与しないという報道について、現地時間20日、ソニー・ピクチャーズが声明を発表した。The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じました。
映画に関する契約条件とは
ディズニー側は従来の「興行収入の5%+グッズ収益」という契約を見直し、ソニー・ピクチャーズ側と五分五分の資本関係を求めており、交渉は難航。金銭面での折り合いがつかなければ、「スパイダーマン」のMCU離脱が濃厚であるとの内容でした。
こうした報道を受けて、ファンが反発。作品のMCU残留を求める署名活動や、ソニー製品の不買を呼びかける人などが現れるなど、ネット上で大荒れとなっているようです。
ソニー・ピクチャーズはこうした声に応える形で、Twitter上で声明を公開。金銭面での対立には言及せず、ファイギ氏の離脱はあくまでもディズニー側の決定であると釈明。将来的にはファイギ氏のプロデューサー復帰に期待したいとしつつも、ファイギ氏が当面多数のMCU作品を手掛ける立場にあり、多忙により他社IP(「スパイダーマン」)にまで時間を割く余裕がなくなったのだと説明しました。
▼ソニー・ピクチャーズの公式twitterアカウント▼
Much of today’s news about Spider-Man has mischaracterized recent discussions about Kevin Feige’s involvement in the franchise. We are disappointed, but respect Disney’s decision not to have him continue as a lead producer of our next live action Spider-Man film. (1/3)
— Sony Pictures (@SonyPictures) August 21, 2019
[box class=”blue_box” title=”Google翻訳”]スパイダーマンに関する今日のニュースの多くは、フランチャイズへのケビンフェイジの関与についての最近の議論を誤って特徴付けています。 私たちは失望していますが、次の実写スパイダーマン映画の主演プロデューサーとして彼を継続させないというディズニーの決定を尊重します。[/box]
MCUから離脱? MCUって何?
MCUとは、「Marvel Cinematic Universe(マーベル・シネマティック・ユニバース)」の略称であり、アメリカのコミック「マーベル・コミック」を原作としたヒーロー作品の実写映画化計画を指します。
MCU最大の特徴はMCUで扱う作品の世界観が共有されている点だと言えます。
もっとも多くの方が認知している物で例えるならば、アベンジャーズが分かりやすいでしょう。
アベンジャーズでは、同時刻で別々の場所でアイアンマンとキャプテン・アメリカがそれぞれ活躍していたり、時にはひとつの作品にヒーローたちが集結して、大きな敵に立ち向かう時もあります。
このように、世界観が共有されており、スパイダーマンもアベンジャーズの一員でした。
しかし、MCUから離脱となれば、スパイダーマンが今後アベンジャーズとして映画に出ることは無いでしょう。
アベンジャーズの最新作である、エンドゲームではアイアンマンが死に、キャプテン・アメリカも引退したことで、これからのアベンジャーズのリーダーはスパイダーマンになっていくだろうと期待していたファンも多いことでしょう。
スパイダーマンを演じるトム・ホランドもスパイダーマンを演じれることに幸せを感じると言っていたので、とても残念です。
今後どのようになるかわまだわかりませんが、アベンジャーズにはスパイダーマンが必要です。どうかMCUから離脱しない方向で話をし直してほしいものです。