ここ最近日本でも物騒なあおり運転が問題となり、社会問題となりつつありますが、
中国では数年前から車の数が急速に増えあおり運転も急増しているという。
中国では全国で保有される自動車の台数は3億台を超え、世界有数の車大国になっている。
それに従って、大気汚染や交通渋滞など、車社会ならではの諸問題が起きており、
最近では「路怒症」と称される問題が注目を集めている。
「路怒症」とはなにか
「路怒症」とは文字通り、「道路で怒り出す症候群」という意味です。
あおり運転などでトラブルが起きると、どちらかのドライバー、あるいは両方がキレて相手との衝突を起こす事です。
中国の場合、そのキレ方も衝突の激しさも並々ならぬもので、もはや殺人事件レベルとなっています。
過去にはナイフで刺すなどの事件も多数あるようです。
日本と違って怖いところは、なぜか皆ナイフやハンマーなどの武器を携帯していることです。中国のドライブレコーダーの映像を見てみると、ナイフやハンマーを武器にしているのをよく見ます。
海外のあおり運転の映像を見ていると日本のあおり運転が可愛く見えちゃいます、、、
あおり運転、ダメ、ゼッタイ。
中国公安部交通管理局が発表したデータによると、2015年1年間で全国の道路などで「路怒症」によって引き起こされた「違法事件」は1,733万件にも上ったという。単純に計算すれば同年に中国国民が「路怒症」で犯した違法事件は1日平均にして4万7,400件以上もあるということですね。
「路怒症」事件はなぜそれほど頻繁に起きるのか。車の多さによる道路の混雑も理由の一つではある。だが、最大の理由はやはり、今の中国で一般国民が抱える不平不満が高まり、車のドライバーたちがキレやすくなったことにあるだろう。
海外の煽り運転映像まとめ
あおり運転に対する海外の取り組み
■イギリスでの取り組み
危険なあおり運転をすること自体が、危険運転罪となり、死傷者がいなくても
・禁固刑(最大2年)
・免許停止(最低1年)
などの処分があります。
イギリスではこの取組を1991年〜から行い、交通事故や死者数が半分以下に激減したようです。
■ドイツでの取り組み
悪質なドライバーに対して事故の大きい小さいに関わらず、「社会の安全を守るため」とし、一生涯免許を剥奪する場合もあるようです。
イギリスでは1991年からあおり運転に対する罰則がある中、日本では現在あおり運転に対する罰則がありません。
日本でも一刻も早く厳しい罰則を作ってほしいですね。